オーナーボイス事例13

カフェであり、バーであり、 スイーツ工房にも、映画館にもなる友達と家族の笑顔があつまる家

カフェレストランであり、バーであり、
スイーツ工房にも、映画館にもなる。
友達、家族の笑顔があつまる家。

所在地:山形県天童市
家族構成:4名〈夫婦+子供2人〉
延床面積:122.55㎡(37.07坪)
竣工:2023年8月
外皮平均熱貫流率(UA値) : 0.43W/m2・K
気密測定隙間相当面積(C値):0.50cm2/m2

オーナーボイス事例13

友人や家族が豊かにつながり、コミュニケーションが生まれる「場」を目指して。

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「招く家」「恩返しできる家」「非日常」が、家づくりのテーマだったそうですね。

多くの新築を考える家族の方が同じだと思いますが、以前はアパート暮らしで、マイホームへのあこがれがありました。
そのうえで、これまでの人生でお世話になっているお互いの知人・友人や親戚なども含めて、この家でおもてなしがしたいなぁと考えました。

コロナ禍で仲の良い友達すらなかなか集まれない状況もあり、自分の家でその「場」を提供できたらと。

もう一つは、自分たちの暮らし方です。調理師、介護職の私たち夫婦にとって、1日のうちで仕事をしている時間がもっとも長く、これに睡眠時間を加えたら、自宅で過ごす時間は残りほんのわずか。
そう考えると、自宅に帰るというよりも、仕事という日常からまるでお気に入りのホテルに泊まりに来るような「非日常」のワクワク感を楽しめる場所にしたかったんです。

ここには、カフェカウンターやレストランがあり、ホームバー、ハウスシアターもあります。ときには、気密性が高いおかげで大声で歌えるカラオケスナックにもなります。こうした、非日常、非現実的な空間で毎日心身をリセットし、翌日はまた新鮮な気持ちで仕事に打ち込めます。

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■家づくりに関わってくれた方々にも何かお返しができる家にしていきたい

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ご家族の個性やこだわりを実現するうえで、黒田工務所の家づくりはいかがでしたか

ハウスメーカー5社ほど回り、モデルハウスを見たり家づくりの話を聞いたりしました。でも、どこも納得いきませんでした。マイホームを建てたいという思いだけで具体的にはまだ漠然としているのに、すぐに金額やプランを提示される営業スタイルに困ってしまいます。

知り合いのツテをたどって黒田工務所さんが手掛けた家を見せてもらい、相談しにおじゃましたら「間取りや見積りはご家族のことを知らないとつくれないので、時間はかかりますよ」と。その言葉で直感で決めました。

実際に家づくりが始まってみると、仕事や趣味、興味や好みを受け止めていただき、家をどう使うのか、空間のどこを一番大切にするのかといった家族の動線をしっかりと「見える化」してくれました。
夫婦揃って、料理、お菓子作り、もてなしが大好きなので、こだわりのキッチンを動線の中心に。気がつくと家にいる時間のほとんどをキッチンから一歩も出ずに過ごしていることもあるぐらいですから(笑)
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また、一つの場所にいくつもの機能や汎用性を持たせたプランを提示してくれます。合理的で素敵だと何度も思いました。キッチンカウンターを例に上げると、家族がさっと食事を取るテーブルに、子どもたちの勉強机に、そして来宅したゲストをもてなすお一人様カフェテーブルにもなります。毎日楽しめる空間をまるごとデザインしてくれた感じです。
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実を言うと、最初は別の土地で設計を進めていて、プランがほぼ出来上がっていたんですが、不動産側の事情で購入できないことになってしまいました。改めて土地を探し、地形や立地に合わせてゼロから設計をし直していただきました。その結果、4年もの長いお付き合いになりました。

担当の堀さんの対応の一つひとつ、家づくりに関わってくれた方すべてに感謝しています。おかげさまで望みどおりたくさんの友達が遊びに来てくれますが、もっともっと招いて多くの人に我が家を見てほしいですね~。マイホームを真剣に考えている人にほど黒田工務所さんの家づくりはぴったりだと思います。
オーナーボイス事例13

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和室、リビング、キッチンが開放的につながり、さらに奥へダイニングと絶妙な空間構成が特徴的ですね。

玄関ホールから入ってすぐの吹き抜けリビングが気持ちいいですね。高窓があってとても明るく、2階にいる子どもたちの様子も感じられる。
吹抜けの梁の上にスピーカーを設置しましたので、店内BGMのように部屋全体に音が降ってきます。

吹抜けの見上げる天井は木目クロス仕上げにしました。手が届く場所は本物のウッドですが、天井は近くで見ることができない部分なのでコスト削減、費用のメリハリを付けています。これらも堀さんからのアイデア。「分かってるなぁ」と感激しました。
それに、デザインも兼ねてしっかりした梁が通っているため、将来もし必要になったら2階の部屋として増やすこともできるという提案なんです。

最もこだわったキッチン回りも本当にお気に入りです。先ほども話したように、二人で料理することも多いので、広くてすれ違うのも楽々。
ゲストから冷蔵庫が見えたら無粋なので広々パントリーに隠し、そのパントリー奥の壁は、思い付いたレシピや材料、買い物リストなどをメモできるホワイトボードにしています。
三角入口のパントリーも夢があって、遊びに来た人がみんな入りたがるんですよ。

サンルームでは洗濯してすぐ干せて、乾いたらその場でたたむことができますし、本当に生活の動線に無駄がなく完璧なんです。
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無駄がないと言えば、今年は異常な熱暑でしたが、1台だけのエアコンで十分に涼しかったですね。
回しっぱなしでも、アパート暮らしのときより電気代、ガス代など逆に節約できています。気密性や断熱性といった家の基本性能が、快適さにも、家計にも大切なんだと実感しています。

思い望んだ暮らしが、そのまま実現できています。お任せした外観デザインもご近所さんから「おしゃれな家」と注目されているようです。堀さんにお聞きしたら「北側道路の外観はかっこよくするのが難しいですね。ローコスト住宅のようになりがちなので、特徴的な表情をだせるようにした」とのことでした。

まだまだ家族のほうが、建物の素晴らしさに追いついていない、活かしきれていないと思っています。この家に見合うように暮らし方のレベルを上げていきたいです。住宅は完成して終わりじゃなく、人と一緒に成長していくものですよね(笑)
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